症例の紹介

☆【頭痛】症例6:雨や飲酒後に強くなる慢性頭痛

DATA

患者: 男性 30代 宝塚市
来院: 2017年4月
鍼灸の経験: なし

症状の特徴と経過

小学生の時から慢性頭痛があり頻度は平均週1~2回、前頭部~側頭部にかけてズキズキした痛みが1日中続く時もある。特に雨が降った時、飲酒後酔いが冷める頃に強くなる。頭痛が出れば痛み止めを飲んでやり過ごす事が習慣になっていたので生涯付き合っていくものと諦めていたが、以前から同じ宝塚市の自営業者として交流があった当院にどんな治療が受けられるのかという興味もあり来院。

後藤拓馬さん症例イラスト

治療の内容と経過

施術当日は頭痛が無かったので、動きと触診変化の共有を目的とした。
お身体を確認すると、右に2ヶ所、左に1ヶ所、頭痛特有の緊張が首に感じられた。首を左に回旋・側屈すると共に右側が突っ張り可動域が狭いことを確認。左側は顎関節症に特徴的な緊張があり、確認するとクリック音が以前から気になっていたようである。

最も緊張が感じられた首の部分を調整するため、お尻のツボに鍼をおこなう。緊張がほどけ首の回旋可動域が大幅に広がった事を確認後、右足に鍼を加えると側屈の可動域も広がり首に忘れていた解放感が得られる。
首前の緊張には背中のツボを使い、右側の調整を終える。最後に左側の顎関節症特有の緊張に向けて、手と背中のツボを使い仕上げた。手に鍼を打つ事で目的の場所に指が入るようになり、背中でクリック音がさらに軽減。

【2診目】前回の施術当日、大雨だったので頭痛が起きるのを危惧されていたが調子が良かったと翌日ご連絡を頂く。
その後経過が分からない状態だったが1ヶ月後の再来院時、前回施術から頭痛がかなり減って長年悩んでいたのが嘘のようだと報告を受ける。頭痛は1ヶ月間で雨の日に2回だけだったが、頭痛薬も飲まずに済み程度も軽かった。
首を確認すると緊張が右だけに偏り動きの変化もみられた為、方針は変えず右側に集中して仕上げた。

1ヶ月後お会いした時に経過をお伺いすると、前回施術後から梅雨入りした後も1度も頭痛は出現していないとの事。また体調の不具合を感じた時に来院頂く予定である。

同時に治療した症状 顎関節症
使用した主なツボ 地点R、懸鐘R、T4(4)R、養老L

考察

首前(胸鎖乳突筋)の緊張が起始から停止まで何倍にも厚みを増した状態で、頭痛の8割方の原因だった。この緊張を作っているのが今回はお尻と背中からであり、何十年の悩みを2本の鍼が解決してくれた。
頭痛を長年お持ちの方は、頭痛は治るものでないと覚悟されているが、まだ改善の可能性は十分ある事を引き続き症例で証明していきたい。
身体はほんの僅かなきっかけで大きく変わる事を改めて認識できた症例である。

患者様の声

男性笑顔
宝塚市
男性 30代

長年頭痛に悩まされていました。
多い時は週に2~3回、少なくても週1回はなるので頭痛薬が手放せない状態でした。
病院に行き脳の精密検査を受けたりもしましたが異常はなく、生活習慣が原因ではないか?との診断で治療方法も見つからず諦めていました。
紅露先生にお会いし、現在2度の治療を受けましたが、多かった頭痛がかなり減り、今では月1回程度でかなりびっくりしています。
「頭痛は治るものではなく一生付き合っていかなければならないもの」と覚悟していましたが、こんなに早く治るとは思わなかったです。
とても居心地のよい医院でまた通わせて頂こうと思います。