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鍼灸師がみた!大人の大学「サーカス!」の魅力(後編)

2018-03-16

前回までの魅力はこちら^ ^

 

鍼灸師がみた!大人の大学「サーカス!」の魅力(前編)

 

鍼灸師がみた!大人の大学「サーカス!」の魅力(中編)

 

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西野亮廣さん(キングコング)

 

「全員クリエーター、全員オーディエンスの世界」

 

 

最後に西野亮廣さん。

 

かと思いきや、西野さんはオープニングと講師陣の紹介に徹する立ち位置で、講師陣が登壇しているときはお客さんと同じ観客席で進行を観察し、誰よりも声を挙げて笑い、場の空気を作っています。

 

出るところは出て、引くところは引く。

 

黒子に徹することができるからこそ、思い切って出るところで輝けるのだと思います。自分1人で輝くことはできません。輝かせてくれるのは周囲の人々であり、私の尊敬する方々は皆このことを分かっています。

 

印象的なできごとが2つありました。

 

オープニング、音楽や照明が場の空気を盛り上げ西野さんが登場。

私たち観客は座った状態の手拍子で迎えます。ここで西野さんの待ったが掛かり、私たちに問いかけます。

 

これで果たして講師陣が一番気持ちの良い状態で、スピーチができるのか?

 

まだ自分をお客さんだと思っているのは大間違えであり、この空間を作る1人のクリエーターとしてもう一度やり直して欲しいと。

 

よくライブである拍手や掛け声を「もっといけるだろ!」というパターンではなく、本気で訴えていました。
受け手側も提供する側に想いを持ち、一緒に作り上げていく世界にしたいという西野さんの強い意思表明が垣間見えたシーンでした。

 

 

もう1つは浮世絵の価値についての例を挙げ、アートの価値の差は、誰も見たことがない光景を世の中の人たちに認識させられたときに生まれるといいます。

 

人間は脳で保管されているものが見えていて、1700年代のフランスのパリ通りの絵には雨が描かれていません。

 

描かれていないということは、実際には雨がどんなものか認識できておらず、見えていなかったということです。

 

浮世絵はここで初めて雨を線として描きました。

世界で初めて雨を認識させたからこそ、浮世絵の価値は高いのです。

 

市場経済においても同様で、ゲームチェンジしたものが一番取り分が大きくなります。

西野さんの例でいうと今までのお笑いを作ったのが誰もが知るダウンタウンの松本人志さんであり、作り込んだものをこれがお笑いのスタンダードだと、受け手に届けてくれた時代でした。

 

松本人志さんをお笑い界で最も尊敬するからこそ、松本人志さんが作ったお笑い界のルールを変えるべきだと、松本さんと競争することをやめて走るレーンを変えたそうです。
前編に出てきた藤原和博さんが提唱する1万時間の法則を周囲に「〜の癖に」と言われながらも発想力と行動力で黙々と取り組んだ経過が、作るところ(構想状況)から全員で始める「全員クリエーター、全員オーディエンス」という世界です。

 

その世界を象徴する1シーンを西野さんが見事に拾い上げた瞬間は、鳥肌が立ちました。

 

その瞬間とは村本さんが物凄い熱量でスピーチをしていた最中、ふと我に返ったのか持ち時間は残り何分か?と壇上から投げかけます。

 

少しの沈黙が流れたあと、客席から「後2分!」と声が挙がりました。

 

オンラインサロンのボランティアスタッフさんが観客席にいたのかな?程度で、考えていましたが、スピーチ終了後西野さんがそのお客さんのファインプレーを拾います。
そうすると純粋なお客さんが、誰に言われるでもなく時間を計っていたことが判明。
お客さんが作り手側になる象徴的なシーンとなりました。

 

3回に渡り熱量を持って書き綴った通り、120%満足できた講演の帰りはもちろん、品川で合流する2組の大切な夫婦のために、お土産商法に心地よく乗っかり、直接書いてもらったサイン本を持って帰りました。

 

 

まだまだ魅力は語れますが、今から診療を早く切り上げ、川西で西野亮廣さんの講演会です。

西野さんの地元ということもあり、またワクワクし明日から活かせる話が聞けそうです。

 

帰りはもちろん息子にプペル絵本を買って帰ることになるでしょう。

 

(翌朝追記写真)

 

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【考察】

 

西野さんのブログや起こしているアクションは、多くの人に「関わる」覚悟を持った行動のように感じる。

 

だからこそ今、直接的間接的を問わず西野さんに関わった人々は現状を変えようと色々なアクションを起こしているのだと思う。

 

プペル電車の著作権フリーによる各地の動きはそれをまさに物語っている。

 

最後に呼吸・整体の世界を共有してくださる森田先生が、「関わる」スキルについて書かれた文面をシェアして結びとさせていただく。

 

 

養生法のアジャスト(誘導)は「気遣い」。

 

人間関係にも言えます。

 

人間は他人の変わりには生きられない。

 

でも関わることはでき、関わることで他人のポテンシャルを引き出すことができる。

 

押し付けるのでも、教えるのでもなく、関わるということをする。

 

アジャスト(誘導)スキルは、人との関わり方を教えてくれます。

 

伝えることで僕もいつも教わっています。

 

教えるというよりも、シェアするという感覚。

 

その価値観を共有できることが楽しいし、それがクライアントさんの利益に繋がります。

 

 

 

御茶ノ水男子(吉本芸人さん)

 

番外編のような形ですが、オープニングで場の空気をこれでもかと温めてくれのが、今回初めて知ることができた、御茶ノ水男子のお二人です。

 

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私も人前で話すことは多い方ではありますので、生で見た芸人さんのべしゃりには改めて脱帽します。

 

このスキルで無名なのですから、テレビで当たり前のように私たちが見ているひな壇に出ている方々のレベルは、凄まじいことが分かります。

 

笑っているのではなく、笑わせてもらっているんだなと身に沁みたオープニングアクトでした。

 

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