鍼は癖になるって本当?

まず初めに「癖にはなりません」と断言しておきます。
ただし、「癖になるよう誘導する」事は可能です。これは施術者次第ですので患者さんも注意が必要です。

鍼の局所鎮痛効果は24時間~48時間といわれています。その為、腰が痛い患者さんに対して腰に鍼を打つと、24時間鎮痛作用があるので終わった直後は緩和された気になりますがまた次の日には痛くなる事が多いです。狙いが曖昧な局所マッサージや安易な骨盤ワードも同様でこれが「癖になる」原因です。

患者さんが体験した治療の大半はこの内容ではないでしょうか。
こちらを踏まえた上でなぜ、紅露養生院では鍼が癖にならないかを挙げていきます。

鍼を鎮痛効果として使用する事はありません

当院では「整動鍼」の理論を主としており、局所に施術する事はほぼありません。原因が局所にある時のみ使用しますが痛いところは発痛点であり、原因点は別にあります。

「痛み」をとる為の鍼ではなく、身体の本来あるべき「動き」を取り戻すため連動性に重点を置いたツボに少ない鍼数(2-6本)でおこなうので、癖になる要因になりやすい鎮痛効果を目的としておりません。そのため局所への鍼と比べ重だるい感覚や麻痺する感覚がありません。

やってもらった感は少ないかもしれませんが、何となくではなく明確な変化をすぐに実感頂けます。身体が動けるようになる事で、痛みは自然に消えていきます。

動き

「医療」としての治療を明確におこないます

私自身、マッサージの国家資格を持ち1年目はマッサージも治療として取り入れていましたが、2年目からは、鍼灸と碓井流活法のみをおこない医療としての立場を明確にしました。慰安要素が入る事でこちらも中途半端な立ち位置になってしまい患者さん側も依存性が高まってしまうと考えたからです。

ただし、医療としての立場を取ったから多少痛い施術も我慢して受けてもらって当然だという認識は一切ありません。ありがたい事に目的意識が同じ患者さんばかりだったので鍼灸を主とした結果、余分な刺激もないので以前よりもリラックスしながら変化を実感してくださっています。

一人一人の安心感を提供できる院を目指します

当院には定期的なお身体のメンテナンスに来院くださる患者さんが3割程おられます。「通院しなければならない」という思いではなく、「自分の身体のために通院しておきたい」という安心感の為に来院くださっています。

これは「癖になる」という認識外で捉えており、こちらから強要するのではなく、必要な時に必要な分だけ頼れる拠り所としての院を目指しております。

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初診で治療計画を明確に説明します

手術前に手術内容の詳細や手術日、退院日、大まかなリハビリ期の説明があるように、当院でもどのような流れで治療を進めていくか明確な説明を心掛けております。基本的に症状が消失すれば一旦ご卒業してもらいますが、鍼灸治療はもう一歩先を見越します。

ぎっくり腰やむち打ち症など本人の土台が弱った事が原因と考えた症状が、3回の鍼治療で痛みはなくなったとしても後2回来て頂く提案をする事もあります。これは、患者さんが卒業した後を見越した時にもう少し身体の土台を引き締め強くした方が再発防止に繋がると考えた時です。

ただし、これは提案ですので、受け入れて頂くかはもちろん患者さんにゆだねます。癖になるよう誘導するのではなくその後、長期間自立して頂くための最善策を提案致します。

ゴール②

 

もっと詳しく→【鍼は本当にクセになるのか考えてみた