症例の紹介

【首痛】症例3:後ろが振り向けない首の痛み

DATA

患者 女性 50代 宝塚市
来院 2018年7月
来院ペース 週2回
通院回数 6回

症状の特徴と経過

去年の秋、車の運転中に後部座席を振り返ったとき、首にズキッと激痛がする。
そこから首が動きにくくなり、頭を後ろ・横に倒せず左後ろを振り向くのが怖い状態が約9ヶ月続いている。

首は常に痛く、特に朝方起き上がるまでには一定の時間を要する。頭痛や鼻詰まり、喉が詰まる頻度も増えた。
半年前から整形外科で低周波や首の牽引、投薬治療をおこなっているが変化はみられない。
鍼灸整骨院ではりをしてもらったこともあるが、少し痛くて普通という印象しか残っていない。

去年当院が掲載された広報誌を見て気にはなっていたが、自費治療のハードルが高く二の足を踏んでいた。
9ヶ月越しに思い切って来院。

首痛3

治療の内容と経過

左肩関節の可動域も極端に狭く背中の緊張によって、左の肩甲骨が動いていないことが首痛以外の諸症状含めた原因と考えた。
背中〜首の緊張を緩和させるために、お尻とふくらはぎのツボに鍼をおこなう。
首、肩関節の可動域が広がったことを確認後、肩甲骨の上下運動がスムーズになるよう手のツボを使う。
最後に、長期間の薬の服用によるお腹のコンディションを良くするために、手足のツボに鍼をおこない仕上げた。

3診目、頭痛が消失。首こりが残るので、食いしばりに対しての鍼をお尻のツボにおこなう。
車のバック駐車のときに無意識に後ろが振り向けた。
4診目、肩関節の可動域に左右差がなくなる。
6診目、頭を横に倒す動きに制限がかからないよう、背中のツボに鍼をおこなう。

治療すべき点はまだ残っていたが、日常生活に首の支障がなくなったので本人の希望によりご卒業頂く。

同時に治療した症状 頭痛、肩関節拘縮
使用した主なツボ 胞盲L、築賓L、六谿L、合谷L、聚労L

考察

肩こり、首こり共に原因は肩甲骨が動かないことによって慢性化する。頭痛・鼻詰まり・喉の詰まりも全て原因は同じである。
痛みに対してのアプローチで結果が出ない場合は、早期に動きに着目する必要を強く示唆する症例である。

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