症例の紹介

【頭痛】症例5:側頭部から後頭部にかけて締め付けられる頭痛

DATA

患者: 男性 40代 宝塚市
来院: 2017年4月
鍼灸の経験: なし

症状の特徴と経過

長年頭痛持ちだが年明けから頻度が上がり、締め付けられるような頭痛が左側頭部~後頭部にかけて続くようになる。頭頂部にはモヤモヤが続き、「頭に異常があるのでは」と思い脳神経外科でMRIを撮ってもらうも「異常なし。」頭痛薬を処方されるが痛みは治まらなかった。1週間前からお仕事が多忙になるとさらに症状が悪化。
身内で鍼灸によって頭痛が治ったことを聞き、HPを見て来院。
84F752CB-6DD3-47D8-A100-FDF28E7B0F73

治療の内容と経過

左側の頭痛が強いことから関連する筋肉を触診すると特徴的な緊張がみられた。
ふくらはぎのツボを使い緊張の軽減を確認後、背中に鍼を追加したことで後頭部痛が「ストンと軽くなった感じ。」
次に首を緩める手足のツボに鍼をおこなうと側頭部痛は軽減。最後に背中のツボに鍼を加えて仕上げた。
側頭部痛は少し残るが、緊張の軽減、首の可動域の広がりを確認できたので施術を終えた。

2診目、我慢できない頭痛がなくなり、側頭部痛が少し残る。
痛みは10→3まで軽減し、入眠がしやすくなったことで朝方の頭痛も楽だった。
首を右に傾けた時に左首に緊張が残るため、手に鍼をすると可動域が倍に広がり、側頭部痛も消失。
3診目、ぐっすり睡眠がとれるようになり、頭痛も大雨で気温が一気に冷え込んだ日の数時間だった。首を触診すると左右の緊張が逆転している。肩首の緊張を調整することで状態は安定。
5診目、施術を隔週に広げると頭痛が途切れ途切れにあったが、薬は飲んでいない。可動域や首・肩の緊張に左右差はみられない。
しばらく経過観察が必要と考え、半年間隔週で来院いただきご卒業いただく。

同時に治療した症状 不眠、目の疲れ、首こり
使用した主なツボ 空髎L、附分L、足臨泣L、内谷L、心兪L、懸鐘L

考察

長年の頭痛も身体のちょっとした癖を調整することで、すぐに大きく変化することを体感頂けた症例。
特に自律神経失調症といわれる症状には、睡眠が取れるようになることが大切だと感じる。