症例の紹介

【肩関節炎】症例7:歯を磨くのも辛い右肩の痛み

DATA

患者: 女性 70歳 尼崎市
来院: 2017年11月
鍼灸の経験: なし

症状の特徴と経過

腕を挙げたときの違和感は1年前から感じていたが、成長していくお孫さんを抱っこする機会が増え、1ヶ月前から歯ブラシや食器洗い、茶碗を持つだけでも右腕が痛だるく辛い。
首から肩・背中にかけて凝りやすくもなり痛みを我慢できなくなったときに、当院に来院される娘さんに促され来院。
017EB82A-DDB1-4462-92D8-56E0E05E930A

治療の内容と経過

肩痛の原因は身体の横軸(左右)バランスの崩れと、痛い期間が長く続いたことにより手足に余分な力が入り過ぎていたため、肩を痛いように挙げてしまっていると考えた。

足首、お尻のツボを使って横軸のバランスを整え、手足の緊張からくる肩の強張りを取る目的で、背中の緊張を緩和させるツボを用いた。

初回は動きの変化を共有できなかったが、肩〜背中の緊張ポイントが緩んでいるのを確認して施術を終える。

3回目には歯ブラシ、茶碗洗いが痛みなくできるようになり、4日後の来院時は痛みが重たい物を無理に持ったときの一度しか出なくなっていた。

経過をさらに加速させるために、鎖骨の動きを良くして胸の緊張を取る目的で、手と胸のツボを加える。
初回から1ヶ月が経った6回目に日常生活に支障がでなくなる。

重いものを持つ怖さがまだあるので、中心軸の構築と安定を目的とした施術を2回おこない、年末にご卒業頂く。

 

同時に治療した症状 なし
使用した主なツボ 申脈R、六谷R、兪府R、内谷R、足太陽R

考察

五十肩や腕の痛みなどが、なぜ長引くかというと痛みがある肩周囲を支点に動かしてしまっているからである。
腕を挙げる・保持するには下半身の安定が必要となり、肩・腕の付け根が背骨にあると認識できれば、中間にある肩甲骨を支点として動かせるようになる。
今回の鍼治療は何か新たなことを加えているのではなく、本来ある動きを取り戻してもらうための誘導をおこなっていると認識して欲しい。

患者様の声