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2週間で5キロ痩せました!
夏に向けてダイエット、始めてますか?
まず初めに・・・いかにものタイトルですがダイエット記事ではありません。
こんな身体の変え方もありますよというご報告です。
身体を整えるとお腹が空かなくなった?
今回の患者さんは自律神経失調症による様々な症状を治療して欲しいというご相談でした。
改善していきましょうと共有し合った症状は以下の6点。
①睡眠の質(早期覚醒・熟眠障害:2時~8時まで寝たいがどうしても7時に起きてしまい朝、身体がだるい)
②気管支炎
③後頭神経痛
④下痢
⑤動悸
⑥首・肩のこり
今回は症例ではないので、施術方法は割愛しますが初診は5つのツボを使って6点の症状の変化を試みました。(症例は後日アップします)
3日後の2診目、当日は身体が熱くなり眠りが浅かったようですが、翌日以降全ての症状が緩解し日常生活が過ごしやすく活力が沸いてこられたとのお言葉。
そこから毎回マイナートラブルはありつつもお身体の変化に合わせて施術をおこなった2週間後の5診目、何かスラッとしたような・・
うかがうと、体重が5キロ落ち身体が軽くなったそうです。(3診目を終えた時点で2キロ減)
施術に来られる前までは、夜の11時頃にお仕事が終わってからのお食事だったので、合間のちょい食べを提案したところ、初診終了後から夕方5時以降食べないようにしてくださいました。
2診目はまだ夜にお腹が減っていたのをグッと堪えていたようですが、3診目が終わる頃には夜中に「食べたい」欲がどんどん減り、身体を変えていくことで深夜食べる習慣が自然と改善され、同時に諸症状がどんどん緩和し、今ではグッスリ眠る事ができています。
身体を整えると飲酒量も減らせる?
似たような症例もあります。
食欲がなく体重が2ヶ月半で10キロ落ちた事による免疫力低下。
夜、飲酒をして睡眠薬を服用しないと眠れない状態を改善したいとご依頼を受けました。
初診から睡眠薬は可能な限り控えて頂くお願いをすると、以降一度も飲まれなかったようです。
胃腸を軽くする施術を方針に固め施術を続けると、3週間後の4診目寝付きが良くなり飲酒なしで睡眠が取れるように。
体調も良いようで、食欲が回復し体重が43kg→48kg と5kg も増え二人で驚き合いました。
6診目ではお酒を飲みたい欲が消え、一切飲まなくなりましたが睡眠は変わらず熟睡できている状態に戻ることができました。
身体が本当に欲していたのか?
2つの例での疑問点は、身体が本当に深夜ご飯を食べたかったのか?お酒を多量に飲みたかったのか?という事です。
答えは恐らく「NO」だったのでしょう。
止めどない暴飲暴食は一種の自傷行為です。
軽いストレス発散程度であれば、何も問題はありませんが、慢性的に「食べなければ、飲まなければやってられない」までいくと危険です。
この行為が身体にとって良くないことは本人ももちろん分かっているがやめられない。
その原因が痛みや症状、ストレスや不安です。
痛みやストレスを一時的に忘れようとする為には、それ以上の衝撃が必要です。
その為、最初は小さかった自傷行為が身体が変わらない限りどんどんエスカレートしていき、自分の意志では解決できなくなります。暴飲暴食は身体を悪化させる事はあっても良くする事にはならないからです。
こちらが出来る事は、身体にある痛みや症状、ストレスの反応を見つけ出し変化させる事で状態を緩和してもらうことです。そうする事で自傷行為の程度は徐々に低くなり、いずれ必要がない事に気付いてくれます。
気付けるタイミングは環境や性格により個人差はありますが、必ずその時はくるはずです。
よくストレスが溜まったからやけ食いするだとか、ストレスが原因で夜眠れないから酒を飲んでしまうと言いますが、実際のストレスの原因は身体にあると捉えてみるのはいかがでしょうか。
そうするとどんな手段であれ身体を変える事が結果として、ストレスを上手く受け流せる状態へと変化させ、身体が本当に欲する事をしていこうという意識が自然と芽生えるようになります。
深夜にお腹が空きにくくなった反応は、身体が楽になったので無理に食べて紛らわせる必要が無くなった。心地よい状態を思い出してくれたから。
寝る前にお酒を飲みたくなくなったのは、身体を変える事でストレスや不安感が減り、飲まずに寝た方が寝心地が良く食欲がわく事に気付けたからです。
本来お酒があまり好きではない方が、無理にお酒を飲んでいた場合は飲みたい欲がゼロになりますが、お酒自体は「百薬の長」と言われ適量をたしなむ事は、身体にとっても人間関係に置いてもプラスに働く事が多々あります。
本当にお酒がお好きでお酒が活力になる方にとっては、身体を変える事でさらにおいしいお酒が飲めるようになります。
美味しいお酒とは「早く酔えるお酒」です。
皆さんも覚えがあると思いますが、一定量以上のお酒が美味しいか否かを振り返るとおそらく一定量までが一番おいしく味の違いも深みも分かりながら飲めるのではないでしょうか。
身体が良くなるにつれて早く酔うのは、一番お酒が身体にとってプラスになったタイミングでこれ以上飲むと良くないよとあらかじめ知らせてくれるようになるという事で、経済的にも身体的にもありがたい反応のはずです。
やけ食いや多飲酒は身体のセンサーが壊れてしまった状態です。
身体を整えるとセンサーが作動し始め、様々な場面で合図を送ってくれるようになり、身体が崩れにくくなります。
さらに周囲の見える・気付ける範囲も格段に広がります。
当院にはあちらこちらに私の趣味のオブジェが散りばめられています。
人間は見ようとしなければ目の前に物があっても気付けない事は皆さんご存知だと思います。
初診では全く気がつかない、受付や待合室のオブジェも身体が良くなるにつれて「こんな物ありました?素敵ですね。」とお声掛けを頂けるようになります。それらの患者さんの反応は非常に興味深く、変化しているかどうかの大切なバロメーターにもなります。
周りが見えるようになると、当然周囲への気遣いも今まで以上に配れるようになり、日々の生活において必ずプラスになってくれるはずです。
拡大解釈してみると禁煙をしたい方にとっても朗報でしょう。
今タバコを本当に1日1箱吸いたいのでしょうか。
お酒同様、マナーを守ったうえで次の仕事・行動前の一服としてタバコが役目を果たしてくれるのであれば良いのですが、風邪をひいているにも関わらずタバコを吸っては咳を出し、ストレスの一時的な緩衝材として仕方なく吸っているのであれば身体を変える事で本数の減少、禁煙も十分に可能です。
禁煙を目指す患者さんにはストレスの軽減はもちろん、ご飯をおいしく感じてもらえるように身体を調整する施術が効果的ではと考えます。
禁煙外来と連携を取り、併用するのも良い相乗効果を生み出せるはずです。
身体を変える事で悪い習慣は自然と変わる
何時までに寝ましょう。
何時以降は食事を控えましょう。
お酒・タバコはほどほどに。
よく聞くフレーズですが、矯正される言葉や意志だけではやはり挫折してしまいます。
身体を変化させ、ご本人に楽な状態を実感頂く事で、「この状態でいたい」→「その為にはこうした方が良さそうだ」とご本人の意思が重なり行動に移せるのだと様々な患者さんを通して気付きます。
「身体が在るべき姿に戻る反応を邪魔しない」ように調整ができさえすれば、体重の増加が気になる方は落ちていき、減少が気になる方は増えていきます。
初めの見出しに合わせるとこれが私が考える究極のダイエット法です。
身体のとても優秀な誰しもが持っている反応ですので、運動しても食事をしっかり食べても自分の理想に近づけない方は、一度日々の生活やご自身のお身体の状態を振り返ってみてださい。
夏に向けてビールや冷たいものが美味しくなる季節。
身体の不調が気になりだしたのであれば、もしかすると無理に飲み食いしてしまっているのかもしれません。
あなたは今、無理をしていませんか?