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鍼太郎の養生日記①〜術〜
前回ブログにも書きましたが、呼吸・整体勉強会のFacebookページができました。
備忘録では、スクールに入門してから学んできたことを振り返っていますが、今現在進行形で体験したことや、実践していることも書いておこうと始めたのがこの養生日記です。
鍼灸院を訪れる方には、現在進行形の自己紹介として。
同業、異業種問わず、その道のプロや、呼吸に興味がある方には、呼吸・整体勉強会で学んでいる人間が、日々何を感じ、考え、判断し、選択しているかを知って頂く一つの機会となれば幸いです。
師の施術
先日初めて、師の施術を受けさせて頂きました。
苦節3年半。
これは長期間、接点を持つことができるスクール生の特権ではないでしょうか。
既に数名、受けられた方に、話を聞こうとするのですが、生の声はどれも正直よくわかりません。
- 過去の自分を忘れそう
- 言葉では、うまく言い表せない
- 変わり過ぎて、逆に何が変わったかわからない
- 一番自分らしかった頃の自分に、戻った感じがする
- 喜びや驚きはあまりなく、あーそうね、くらいの状態
どういうこと。って感じしませんか。笑
ただ一つ言えるのは、僕から見ても、施術を受けた方々は明らかに、前後で大きく変わっているんです。それも確実にいい方向へ。
それはご自身でもよくわかっている、でも言葉にできない。そんな感じのようです。
施術の内容は簡潔に言えば、行動制限の解除。
自分の中で、今最も必要で、準備ができているものが変わる。
つまりもう一歩、自分だけでは脱却し切れない殻を、施術によって打破してくれるというもの。
一度打破した殻は、ニ度と戻らないので、殻でもがいていたときの、記憶すら忘れてしまうことも多々あるそうで。
そんなことが、人の手で可能なのか。ワクワクしてしまいます。
ただこれと同じような体験をこの3年半、呼吸ワークや、直近ではトータルコンディショニングで実感し、他のスクール生や、自分のクライアントさんが変わっていく様を、間近で何度も見ているので、1mmも疑う余地はありません。
施術時間は、4時間半〜5時間。
え?と思いますよね。
相当に神経を使う施術であることは、容易に想像できますが、受け手からすると、あっという間の5時間でした。
ここでも大事にしてくれるのは、こちらの主体性です。
あくまでこちらが自分で決めて、発するその瞬間まで、待ち続けてくれる。
結局、自分が何かを打破するには、自分で感じ、考え、判断して、選択することでしか、なし得ることはできない。
この点をとことん尊重してくれる場所が、呼吸・整体勉強会であり、施術においてもやはり同じでした。
そして、自分にはどんな変化が起きたのか。
- 自己肯定感が、より増した
- 人と相対する構えが、明確に変わった
- 間に対して、特別な感情を抱かなくなった
- 声の覇気が増し、語尾を伸ばさないようになった
よくわかる、わからんは置いといて、現時点で、数年分の変化、効果を実感しています。
これが人と人とが関わることで得られる、本当の施術の価値なんだなと。
自分は毎回の施術で、人を感動させられているのか。
施術の基準が、また一つ底上げされる。そして人生観がアップデートされる、貴重な経験でした。
次回に続きます。