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腰痛の原因とは②

2016-08-18

②身体の疲れ・弱り

 

これは東洋医学としての考え方になるのですが、虚実(きょじつ)で肩こりと腰痛を比較してみます。
「虚」とは、身体が虚弱なために現れる病態の総称で、身体に必要なものが不足する状態です。
「実」とは③でお伝えする外邪の影響・身体に不必要なものがある事によって起こる病態の総称で、勢いが強い状態をあらわします。

 

肩こりが熱のこもりによっておこる実証が多いと考えると、腰痛は身体の疲れ・弱り(正気の不足)よって起こる虚証が主であると感じます。
この「虚」に対しての施術が出来ていないからこそ、現代日本の治療対象疾患の中で腰痛が最も受診率が高くなってしまっていると個人的には考えます。

 

 

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腰の固い場所そのものにアプローチする手段もありますが何故、その場所が固くならないといけないかを把握し、発現点(腰)では無く原因点(腰以外の部分)を見つけて身体の連動性を回復し、腰を解放させてあげることが必要です。

 

身体の弱りは内臓が疲れていることがほとんどであり、内臓のどこに滞りや弱りが生じているかも総合的に判断するよう、努めております。