ブログ

成長期の身体に必要な事

2016-09-30

 

昨日、お盆休みの機会にサッカーチームのFC Paseno 伊丹の合宿に、

伊丹アスリートクラブのメディカルトレーナーとして、帯同致しました。

 

合宿内容はズバリ、「自分の身体を知り、正しい走り方を身に付ける」
特に中学生の成長期に差し掛かる身体は骨の成長に筋肉の発達がついていけず、
オスグッド膝(成長痛)に代表される様々なスポーツ障害が起こりえます。
その中で、大切なのは筋力では無く、自然体に身体を動かせる柔軟性

 

自分自身の身体をコントロール出来る事が怪我の予防に繋がります。
その為にはボールを一旦端に置いて、
反復あるのみのフィジカル・アジリティー・ファンクショナルトレーニングといった、
一見地味ですが中学生に最も必要な、怪我を未然に予防するためのトレーニングを推奨したいです。

 

今回の合宿で、それらのトレーニングを一通り体験できた選手たちが、
少しでも自分の身体を見つめ直す事が出来れば、さらなる成長が期待できそうです。

 

63B0396B-4D60-442D-9707-05C614B2A1B9

 

怪我の選手もただ単に病院に行く・安静にして【膝が痛くなりアイシング→3日休んだらマシになる→練習復帰→またすぐ痛くなる】といった悪い流れを繰り返す場合が多いです。

 

スポーツをやる限りは怪我はつきものですし、怪我をした後どう対処するかでその後の選手生命は大きく変わります。

痛いままトレーニングを続けることで、身体は「変な癖」がつき、その癖が身体の治癒力を妨げます。
変な癖を怪付ける前に、怪我を改善する術は身体を変えるしかありありません。
成長期の身体は少しのきっかけで驚くほど変化する事が多々あります。
そのきっかけを与えるのが私たち臨床家の役割であり、選手の今後を左右する大きな立場である事を認識する必要があると改めて感じました。

 

当院は鍼灸院ですが、「流れ」を調える鍼灸に加え「動き」を調整する鍼灸を得意とします。
従来の治療で改善が困難な場合は一度ご相談下さい。

 

PS.
今回は優秀な若いアスレティックトレーナーのトレーニングメニューを間近で見させて頂きました。
やはり餅は餅屋。立ち入れない領域で頼もしい限りです。