ブログ
風邪は治すものではなく、経過させるもの
2024-06-01
5月は急激な気温上昇と陽気の高まりに伴い、対応力がより問われた1ヶ月だったように思います。
急な症状悪化や体調不良、特に風邪が長引く方も多い印象でした。冬の疲れがドッと出た、と考えて大丈夫ですので、この機会に少しゆっくり休む時間を設けて6月に備えていきましょう。
逆にこの時期でも安定して過ごせた方、地に足着けて治療を受ける構えを持てた方、体づくりに取り組めた方は、自信を持って引き続き取り組んでいただければと思います。
話は変わりますが、実は風邪にも鍼治療は有効です。
「風邪の治療に鍼?」と思われるかもしれませんが、風邪はどのように経過させるかという視点が大事です。風邪は自分の体を調整する身体作用、ともいえるんですね。自分の子供たちにも、「今はしんどいけど、体ががんばって調整してくれているから目や体を一旦休ませよう。自分の体を応援してあげるんだよ。」と伝えています。
背中を緩めてお腹を納める当院の施術方針は、風邪をうまく経過させる、体調をリセットさせる上で、相性が抜群です。
「風邪引いて鍼?」という認識から、「風邪引いたからといって、まだ病院に行ってるの?養生していれば自ずと良くなるよ。」と言える方が増える未来を望んでいます。
まずは当院に来られている方々から、“風邪にも鍼治療”という選択肢を頭の片隅に置いてもらえると幸いです。