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腰痛とは!?③なぜ支点である腰が痛くなりやすいのか?
2016-06-14
前回までの内容はこちら
腰痛とは!?①こり・痛み・痺れの要因
腰痛とは!?②2足歩行で歩く人間として生活している以上、腰痛とは常に隣り合わせであり宿命である
今回は改めて、なぜ支点である腰が痛くなりやすいのか?
鍼灸師の立場から、東西両医学の観点から挙げていきます。
東洋医学の世界は普段の何気ない生活で常に関わっています。
普段かけているメガネを取り換えるだけで、もう一つの世界が見えますので是非この観点からも物事を意識してみてください。
まずは、西洋医学の観点から。
③なぜ支点である腰が痛くなりやすいのか?
西洋医学からみた見解:人間機械論・心身二元論
→物事を細分化していく事で真実を追求する姿勢。身体をパーツの集合体とみる。
人間は2足歩行で歩くため、上半身含むすべての体重が底にある骨盤にかかる。
もっというと内臓を支える事も骨盤の役目である。
この姿勢を維持することや可動部の支点を支える土台となるのがまさに腰である。
したがって、抗重力的な動作(坂を登る、階段を上がる、起き上がる、立ちあがる等)が一番負担を掛けるところも、その動作の支点となる腰であり、次にそれを支える太ももや背中ということになります。
そのうえ下半身は上半身に比べ筋力が衰えやすく、余計に腰の負担を助長させてしまうのです。
これらの説明から中心・芯・土台・基礎といったいわゆる凝集の特性を持つ腰が、日本で不調を訴える1番の要因となってしまうのは必然ではないでしょうか。
次回は東洋医学の観点から「支点の腰が痛くなる要因」について挙げていきます。