あなたはこんな生理痛・月経不順症状で悩んでいませんか?
☑学生時代からずっと生理不順で今後が不安である
☑腰痛・下腹部痛に加えて頭痛・吐き気・めまい症状も起こり、毎月生理がくるのがこわい
☑生理中は痛み止めも数時間しか効果がなく、生理前後は痛み止めを乱用している
☑今まで月経痛は軽い方だったのに、強いストレスを受けてから鎮痛剤が効かなくなった
☑毎月ピルを飲んでいたが、やめるとピタッと生理がこなくなり基礎体温も乱れている
☑卵巣嚢腫・子宮筋腫の手術をしてから月経痛がひどくなり、生理中は仕事が手に付かないほど激痛である
☑元々生理不順で、妊活の為にホルモン剤治療をおこなうも効果がみられない
☑月経前症候群(PMS)症状が毎月ひどく、抗うつ薬や漢方薬を服用するもなかなか効果がみられない
なぜ、月経痛は起こるのか?
月経は妊娠に関わる機能の一部で、妊娠に至らなかったときに子宮粘膜を入れ替えるための現象です。
月経は女性の繊細な身体で毎月起こるとは思えないほどの、多大な力を要します。
これは精神状態や肉体条件が悪い時に一時的な無月経状態やそのまま閉経する事からも、どれほど身体に負担が掛かるかが分かります。
この身体の変化についていく為には内臓の生理機能を総動員する必要があり、総動員して頑張りぬいた末にようやく血液を主とした多くの排泄成分を円滑に入れ替える事が出来るのです。この生理機能の乱れが月経痛の要因です。
産婦人科の症状は東洋医学によって改善や治癒の見込める疾患が多いといわれています。
西洋医学との病態観や治療法の観点の違いを生かし、一般治療との併用も含め初期治療から慢性治療まで積極的に活用して頂きたい症状です。
月経周期における身体の変化と特徴
①排卵から月経前
母胎を養育する目的で子宮に向けて下降する普段より濃厚な血液の流れは、下半身における血液量の比重を高くし、気血が流れる方向も下降の比重が大きくなります。(陰盛)
逆に上半身の気血量の配分は少なくなっているともいえます。
月経前にむくみ・下痢・だるさ・眠気・食欲の亢進などが起こるのはこの為です。
月経のすみやかな流れを維持するためには、豊かな精血と気の充実が必要です。
又、月経前は普段よりも重厚な血液を運ぶため、月経前の肩こりや理由もなくイライラ感が強くなる事に繋がります。
②月経中(出血期間)
短期間に大量の気血が排泄されるため、気血の流れが活発かつ大量です。
普段から血液の流れが悪い状態、過剰な水分が身体に存在すると、この時期に渋滞を生じ痛みは月経前よりも激しくなります。
その痛みは気血量に左右されるので月経初日や2~3日目がピークです。
月経時には排泄すべき血液が外に出るので月経前に上半身に見られた症状は解消されます。
③月経後
身体の気血が急激に失われる為に、普段貧血や疲れやすい方にとって辛い時期です。
特に月経後期から終了後にピークを迎え、月経中は疲労感などの全身症状や気血が身体から出ていくために、眠たいのに眠れない不眠やめまいを伴う頭痛など、上半身の血液量の不足症状が特徴となります。
血液の不足が著しい場合は身体の防衛反応が働き、そもそも月経期には移行せず無月経となります。
治療方針
①月経痛の特徴を捉える5大ポイント
①出血量の多少
②月経周期の長短・不定期
③月経痛が起こるタイミング(経前・経中・経後)
④月経前の便秘・月経中の下痢
⑤患者さんの体質
重要ポイント5項目を中心に分析しそれぞれを集約した原因に目を向け、それらの要因の排除解決を目指します。
②明確な治療計画
月経痛に毎月悩む患者さんのお身体の状態は、必ず周期の中で特徴的なお身体の反応や症状が出現します。
その反応や基礎体温の変化を観察させて頂く為には、最低1ヶ月は週1回の通院をお願いしております。
その間で月経痛や体温、その他の症状に変化・改善がみられましたらもう1ヶ月続けて様子を診させて頂き(要望に応じて月2回も可)身体が安定してくる3ヶ月目は、月1~2回の通院をご提案させて頂き卒業、もしくはメンテナンスという状況を目指したいと考えます。
思案して、心が決まりましたら是非ご相談ください。
③肩こり・腰痛と月経痛の関係
月経痛に伴い肩こり・腰痛を訴える患者さんは多いです。理由は多岐に渡り、肩こりは「上半身の弱り」・腰痛は「下半身の過剰な滞り」によって起こると考えます。
これは普段私が考える肩こり・腰痛の原因とは逆です。
根本の原因を調整しながら、肩こり・腰痛も並行して治療出来るツボの効果を利用した鍼灸治療を主としておこないます。
【~2019年】
婦人科症状