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フェアにテーブルに出す

2022-01-01

2022年も始まりましたね。年始は7日(金)から診療いたします。

 

元旦初日から多種多様な過ごし方をされているんだろうなと、今来てくださっているお一人お一人の顔を思い返しています。

 

ここ2年で鍼灸師という職業の魅力を再認識しています。

 

これだけ様々な立場や業種の方たちと利害関係なしに一人の人間としてやり取りでき、関わり合える職業は他にはないと思います。

 

人を見る目は日々鍛えられていますので、僕が施術中色々とお伝えすることに関してはある程度信頼してもらって大丈夫です。

 

だからこそ自分自身もより誠実でありたいですし、自分の心身を整え続けることをやめることはないでしょう。

 

今年はとにかく与えられた役割を真っ当する、今ある環境を守り切ることがテーマとなる一年となりそうです。

 

自分ではなく他者のために生きられる、人としての器が広がる非常に重要な年でもあります。

 

関わってくださるお一人お一人のお陰で今の自分があることだけは確かです。

 

いつも本当にありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

フェアな視点

 

当院に来てくださる多くの方の共通点の一つに、自分を過小評価し過ぎている点が挙げられます。

 

自分自身、環境や他者の価値観に流されない軸が欲しくて養生の学びを始めたこと、最初3年は師から「やたらと腰が低い男」と評されるような人間でしたので、自分を過小評価してしまう心情もよくわかります。

 

だからこそ当院では、やり取りの中で受け取ったことを全てフェアに返すようにしています。

 

「考えすぎてしまうんです」の裏には、他の人よりも緻密に物事を捉えられる思考があり、

 

「人に合わせてしまうんです」の裏には、場を調和させることを大切にしている側面があります。

 

「考え過ぎないようにしよう」「自分の意見をハッキリと言える人間にならないと」といった自分がネガティブ(陰側)に感じる部分を消そうと努力するのではなく、まずはその裏にある陽の側面を一旦フェアにみて自覚することが大切です。

 

陰の側面ばかりにフォーカスが当たると、削られていくのは自信です。

 

僕に陰側をテーブルに出させるぐらいがちょうどいいんです。一緒に自信を養っていきましょう。