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体に目を向ける視点
最初に近況報告として、12月12日(土)の第58回呼吸養生塾の定員15名+追加枠3名も、発表翌日に満席となりました。本当にありがとうございます。
その日から圧倒的な心の落ち着きと、1日の過ごし方が変わる、軽やかな体を体得できる2時間です。目一杯伝え切ります。
同時にこちらも年内最後のトータルコンディショニング(以下TC)ウィーク。
以前のブログにも書きましたが、、株式会社K-Raku Styleが主催するTCウィークのプロジェクト初期メンバーとして、オンラインでのプログラムを全国に広げる活動に力を入れています。
僕が心から尊敬する講師陣2名に加えて、プログラム考案者である師匠も、どこかで担当予定の5日間です。
こちらも定員50名満席となりました。参加数は、過去最多を更新です。
12月冷え込みが厳しくなる中、朝6時スタートのプログラムに50名以上の方が参加してくださること、正直驚いています。
5日間、皆さまと朝の貴重な時間を共有できることを、楽しみにしています。
https://tcweek.com
最後にもう一点、11月からは紅露養生院としても、毎週朝7時半からのオンライン個人レッスンをスタートし、12月も継続を希望頂きました。
月謝制のオンラインは僕自身も新たな試みですので、参加してくださる方の利益を最大限に考慮したパーソナルなレッスンを、毎回心掛けています。
豊かさや快適さの共有
なぜ鍼灸院なのに、屋号名を「養生院」とし、上記に挙げたような、養生を主体とした活動を続けているのか。
この理由は明確で「自分の体に目を向ける」ことで得られる、豊かさや快適な日常、自分自身を肚から信じられる安心感を、一人でも多くの方と共有したいからです。
自分の体に目を向けることは、自分を知ることでもあります。
当院に来られる大半のクライアントさんが
- 藁をもすがる思いで
- どこに行っても良くならず
- どうしたらいいかわからず
- やれることは全部やろうと思って
- 鍼は怖いですが、背に腹は変えられず
こんな言葉を口にされます。
色々な病院で検査をしても、薬を飲んでも、治療を受けてもよくならなかった。
その大きな要因の一つが、「自分の体に目を向ける」視点を知らない、教えてもらったことがないことにあると考えています。
当院に来られるクライアントさんは真面目な方が多いので、食事を制限した方がいいと言われれば、とことんストイックに制限されてますし、あれが良い、これが良いと言われたことは、ほとんど試されています。
だからこそ、上記のような言葉が出るんですね。
ただ一つ共通して抜け落ちている点が、自分にベクトルを向ける視点です。
この視点がない状態でおこなう、外部環境に対する努力や自己犠牲は、相当辛いです。
ただでさえ、症状で辛い状態の中、さらにその症状のためにと、塗り重ねる自己犠牲を伴う努力の先に、明るい未来が待っているとは、どうしても思えません。
まずは「症状はあるけども、自分の身体や気持ちが楽になった気がする。」
ここが第一歩です。
自分の心身が楽になる体験を重ねた先に、気が付けば、そういえば、最近不快な症状を感じる機会が減っている。長い間できなかった〇〇が、できるようになりました。
こんな経過を辿る未来もあることを、当院では提案し続けています。
現実的かつ再現性の高い技術の共有
その提案を強調した取り組みが、呼吸養生塾であり、オンラインレッスンです。
ここでは、施術の中ではどうしても伝え切れない、自分の身体に目を向ける視点、自己実践ワークを、余すことなくシェアしています。
当院に1~2ヶ月以上通っている方の大半は、新たな視点を獲得できます。
「お腹が硬いですねと言われれば、すぐに重い病気を連想して、不安を感じていましたが、今は自分の身体に原因があるからだと思えるようになりました。」
「軽く頭が痛くなったときに、今日は疲れているなと感じられ、早く寝ることができるようになりました。」
僕が今一番もらって嬉しいフィードバックが、症状がでたとしても慌てなかった、少し不安はあるが、今までのように不安を増幅させることがなくなった。
そんなクライアントさんが、自分に対して安心感を感じられている言葉であったり、自分の身体を信頼できている様子が垣間見得た瞬間です。
ブログでよく言う、自分を取り戻した瞬間に立ち会えることの喜びです。
まだ残り半月残っていますが、この養生の視点を今年は、全力で当院にご縁がある方々には、伝え切りました。
だからこそ、この社会情勢の中で、来てくださる方が1年を通して、絶えることがなかったのだと思います。
なにか今年、不安やモヤモヤが消えなかった。一歩踏み出す勇気が出なかった。
そんな方は、一度呼吸養生塾や、トータルコンディショニングウィークに触れてみてください。
当院が関わる取り組みに触れることで、その捉われが少しでも外れる一助になれば幸いです。