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神を細部に宿す
2023-06-15
今日は平日でしたが、今期から新たに始まった呼吸・整体応用クラスの初回。
7年目にして初めて師でもある森田先生に鍼の触診、刺鍼、抜鍼までのチェックを直接指導いただける機会ということで待ちに待った!という感じでしたが、その待望をさらに超える濃密な3時間の授業でした。
自分自身、鍼という技術に自信を持って日々臨床に臨んでいますが、まだもう一つ次元を上げられるという意識がここ1〜2年で芽生えていました。
もちろん相手の身体は変わるし、症状は楽になり感動もしてもらえる。
鍼に対する価値観や認識は当院にさえ来てもらえれば、180°変えられる自負はあります。
でもまだまだ鍼が軽い。インパクトが弱い。鍼に対してというよりも、自分に起きた現象に対して驚き、感動し、鍼ってすごいですね!となる。
当然その人が楽になることが施術の目的ですので、それで十分なのですが人は成長していきたいものです。
自分が森田先生に施術を受けたときのような、パラダイムシフトが起きる衝撃を相手にも受け取ってもらいたい。
そう思っていた中、まさに今の自分にドストライクの内容でした。
- 刺鍼、抜鍼時は相手の存在が消えやすい。裏を返すとより受け手との関係を強固にできる。
- 刺鍼、抜鍼後の変化認識の際、相手のジャッジから1mmも逃げない、誤魔化さない。反応を最後まで受け切る。
- 刺入後、相手の反応が変わるまで待つ、抜鍼時も相手の変化した雰囲気を邪魔しない。
これで明日から相手の身体が、日常が、人生が変わる鍼を刻んでいける。そう確信しています。
鍼でも、手技でも、レッスンでも、易学でも、コミュニケーションでも。
どんな形であっても、相手が今より良い方向にいけさえすれば手段は何でもいい。
ただ全ての手段で相手を圧倒的に感動させられた上で、この意識を持つのとそうでないのとではまるで意味合いが変わると思っています。
明日からまた来てくださる方々に、より一層質の高い施術を受けてもらえることが何より楽しみです。