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GW明け、のぼせ症状増えてます

2019-05-13

GW疲れという不思議な言葉が生まれた10連休明け。
来院される患者さんに、特徴的な所見が数多くみられたのでブログにしてみました。

 

それが「のぼせ」です。

 

のぼせとは

 

のぼせとは軽い熱であるといえます。
のぼせの熱の裏には冷えが隠れているので、のぼせは常に冷えとセットで考えることが必要です。

 

更年期症状や、長風呂後などで経験された方も多いはず。

 

季節でも起こりやすい時期があり、それが春なんです。

 

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冬→春にかけて季節は陽気に向かい、それに合わせて身体にも上方向のベクトルがいつもよりも急激に向くようになります。

 

お身体が冬仕様から準備できていない方にとっては、その急激な環境の変化に追いつけないんですね。
特に今年は4月になってもまだ肌寒い日が続いていたので、何かお身体がスッキリしない方が多いのではないでしょうか。

 

そこにきての超大型連休。

 

元号も変わり気持ちだけは高揚するも、お身体がついてこないといった経緯からの、所見だと思います。

 

のぼせからくる諸症状

 

のぼせによって起こる症状は多岐に渡ります。
GW明け来院された新患さん、久しぶりの再診の方だけでも、以下の症状が挙げられました。

 

【以下】

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • アトピー
  • 鼻炎
  • 喘息
  • 胃痛
  • 寝違え(急性)
  • ぎっくり腰(内臓疲労)

 

各症状においての施術方針に共通するのは、「のぼせ」状態の解決です。

 

のぼせに対する施術方針

 

のぼせに対する施術方針は、2点。

 

  1. 熱が下降するルートを取り戻すこと
  2. 冷えている部分に熱を誘導すること

 

特に1の熱が下降するルートが遮断されやすい部位が、胸から背中にかけての浮き輪状ラインとうなじです。

 

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その遮断ポイントを緩めるために、原因となる手足やお尻のツボに鍼をおこないます。
局所ではないこともポイントです。

 

2はふくらはぎの緊張が影響していることが多く今回も全員に共通していたので、活法という手技を使って、約2分で冷えている部分に熱を誘導する下地づくりが完了しました。
地に足がつくので、熱が下降しやすくなるんです。

 

この手技は再現性が限りなく100%に近いので、患者さんからも大変喜ばれ個人的にも重宝しています。

 

施術中の反応としては、
各症状の即時緩和、頭・目・鼻・耳のスッキリ感が挙げられます。

 

GW明け仕事が始まっても、お身体がしっくりきていない方、慢性症状が悪化している方は、のぼせ症状が解消されていないことが原因かもしれません。

 

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このブログに当てはまる違和感にピンときた方は、いつでもご相談くださいね。

 

PS

息子もGW10連休出ずっぱりでしたので、最終日に元気ながらも咳・鼻症状が出現。

 

のぼせ症状と考え、小児はりで熱を下げるルートを確保し呼吸・睡眠の質を上げて、平日の3日間、人混みに出ず遊ぶ場所を自宅にしたことで改善するも、土日両家親戚とそれぞれ人混みに出掛けたことで再燃。

 

土曜日から東京に出向いていた昨晩帰宅したときには、しっかり高熱が出ていました。
寝苦しそうでしたので再度小児はりをおこない、寝付いたのは遅かったものの今朝は熱が下がっていてホッ。
昼は熱が上がったり下がったりですが元気そうなので、熱を出しきって自然に回復できる環境だけを整えてあげるつもりです。

 

今日は家で息子と遊ぶことにしたので、こうやってブログを書けています。
残り火が残っていたんですね。
のぼせは再燃にも注意が必要です。

 

お子様をお持ちの親御様の参考にもなれば幸いです。