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身体のためにやっていく

2021-12-15

開業丸6年が経ったここ最近、言葉は紡ぎ出すものであり、その積み重ねが言霊になり、初めて相手に届くということを少しずつ実感しています。

 

治すために、ではなく身体(自分)のために、やっていく

 

6年間一貫して来てくださる方々に共有し続けてきた当院の方針であり、最も大事にしている視点です。

 

はり施術、呼吸レッスン、易学。

 

その人が少しでもいい方向に進むきっかけとなるよう、あらゆる側面からアプローチができる自己研鑽を続け、手を替え品を替え色々やっていますが、その都度共有していることは至ってシンプルです。

 

「症状のために、ではなく身体のために、今できることからやっていきましょう。その先に得られるものは必ずあります。」

 

症状のために取り組むと、やること、我慢することが増えます。
身体のためにやると、やること、我慢することが減ります。

 

症状のために、はその症状自体が楽になったかどうかが判断基準となります。
身体のために、は身体全体、トータルでみた自分が基準となる。

 

治すために、は良い日が数日あっても、1日悪いとその1日で気持ちが落ち込みます。
身体は、良い日が数日続くと前進していると捉えられる。

 

症状と向き合うと、症状を感じない日が続くと逆にまた悪化しないか、不安になってきます。
身体と向き合うと、より心地いい状態、安定した身体を育てていきたくなる。

 

「色々我慢しないとよくならない」ではなく、「楽だ」を体験していきながら、今ある課題に一つ一つ取り組んでいく。

 

その先に得るもの、自分だけでは得難い体験がたくさんあります。その体験はやればやった分だけ、必ず自分に返ってきます。今はイメージできなくて当然で、イメージできないからやらないのか、やると決めて取り組むのかが分かれ目です。

 

まずは2つの選択肢があることを当院に来てくださる方には共有しています。身体からやっていく視点は、見落とされがちです。

 

命だけでなく、命の質も一緒に守るのが当院の理念です。

 

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、当院を通して命の質に目を向ける豊かな輪が広がってほしいと願っています。