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mustからmayの視点へ

2021-11-15

「自分に許可を出す」という視点があります。

 

当院をきっかけに心身が楽になる、症状がよくなっていくかどうかの基準は血流が良くなること、だけでなく自分にどれだけ許可を出せたか、が重要なポイントです。

 

自分に許可を出せた方々から共通して出てくる言葉は、

 

「そういえば〇〇しなくなりました」
「関係ないかもしれませんが〇〇できるようになっています」

 

ではどうすれば自分に許可を出せるようになるのでしょうか。

 

僕もmust(〇〇しなければいけない)思考の人間でした。これは性質なのでなかなか変わるものではなく、変える必要もありません。

 

ただそこに固執すると自分が苦しくなることは、皆さんわかっているはず。そこで取り組んだのは自分の心身を整えることです。

 

心身を整えるプロセスの中で、自分に許可を出せる機会が増えてきました。

 

そうすると少しずつですが、他者にも許可を自然と出せるようになってくる。

 

面白いのが僕には2歳と4歳の子供がいるのですが、妻も含めて「〇〇しなさい」と子供に言ったことがないので、子供も私たちの言葉を真似て何かと「〇〇してもいいよ」と私たちやお友達に言ってくれます。

 

すごくいいやり取りだなといつもほっこりさせられます。

 

そうやって他者が関わってくれることでいい循環が生まれ、また自分にも許可を出せる頻度が増えていく。

 

これが人と人とが関わり合う、健全な交流だと捉えています。

 

今も昔も世間は逆のことが多いですね。自分が我慢しているんだからと、他者にも我慢を強いる。

 

どうしても自分に許可が出せない方は、まず他者に許可を出すことから始めてみるといいです。

 

少し勇気がいることですが、思い切って伝えて大丈夫です。他者に許可を出して喜ばれることはあっても、嫌がられることはほぼないでしょう。

 

この視点が、今の現実がいい方向に動く一つのきっかけとなれば幸いです。