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mustからmayの視点へ
「自分に許可を出す」という視点があります。
当院をきっかけに心身が楽になる、症状がよくなっていくかどうかの基準は血流が良くなること、だけでなく自分にどれだけ許可を出せたか、が重要なポイントです。
自分に許可を出せた方々から共通して出てくる言葉は、
「そういえば〇〇しなくなりました」
「関係ないかもしれませんが〇〇できるようになっています」
ではどうすれば自分に許可を出せるようになるのでしょうか。
僕もmust(〇〇しなければいけない)思考の人間でした。これは性質なのでなかなか変わるものではなく、変える必要もありません。
ただそこに固執すると自分が苦しくなることは、皆さんわかっているはず。そこで取り組んだのは自分の心身を整えることです。
心身を整えるプロセスの中で、自分に許可を出せる機会が増えてきました。
そうすると少しずつですが、他者にも許可を自然と出せるようになってくる。
面白いのが僕には2歳と4歳の子供がいるのですが、妻も含めて「〇〇しなさい」と子供に言ったことがないので、子供も私たちの言葉を真似て何かと「〇〇してもいいよ」と私たちやお友達に言ってくれます。
すごくいいやり取りだなといつもほっこりさせられます。
そうやって他者が関わってくれることでいい循環が生まれ、また自分にも許可を出せる頻度が増えていく。
これが人と人とが関わり合う、健全な交流だと捉えています。
今も昔も世間は逆のことが多いですね。自分が我慢しているんだからと、他者にも我慢を強いる。
どうしても自分に許可が出せない方は、まず他者に許可を出すことから始めてみるといいです。
少し勇気がいることですが、思い切って伝えて大丈夫です。他者に許可を出して喜ばれることはあっても、嫌がられることはほぼないでしょう。
この視点が、今の現実がいい方向に動く一つのきっかけとなれば幸いです。