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鍼灸師が娘と過ごす、モーニングルーティン

2020-04-28

朝5時半。

 

娘が「ウェーン」と起きる。
9ヶ月が過ぎ、今は夜8時に寝た後、起きるのは大抵この時間だ。

 

僕はベッドの横で一人布団で寝ているので、娘をベットから降ろしてミルクを飲んでもらう。

 

「ゴクゴクゴク」

 

大胆な200ml一気飲み。
飲み終わったら、ご機嫌&ごろごろタイムが始まる。

 

僕がふだん起きるのは6時〜6時半なので、もう一眠り一緒にしたい。

 

ここからが、腕の見せ所だ。
子供は大人の一瞬の意識の調和の乱れで、泣いたり起きたりする。

 

一瞬でも快の状態から外れた時点で、覚醒モード突入である。

 

幸い娘はニコニコ覚醒モード派なので、助かるのだが、僕はまだ寝たい。
意識の調和というと難しく聞こえるが、言葉通り難しく、繊細である。

 

イメージでいうと、娘が動きたい動作、留まりたい瞬間、納まりたいスポット、触れてほしいタイミング全てに応じて従う。
呼吸・整体の世界でいえば、「触れる・触れられる」というやつだ。

 

娘の頭に触れているんだが、触れられてもいる。
自分の体全部を、Yogiboビーズソファにするような感じ。
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そうすると、段々娘の動きも少なくなり、納まる回数が増える。
とは言えまだ油断はできない。

 

背中や、手にソッと手を当てながら、完全に動きが納まり、呼吸が落ち着くのを待つ。
意識のチューニングを合わせ、触れ合うこと5分。

 

99%納まったことを確認。
後1%満たされるまで待ちたかったが、なんせ僕自身も朝イチなので膀胱が破裂する寸前である。

 

「もう大丈夫だろう」と自分の膀胱を優先し、トイレに駆け込んで戻ってくると、娘がベッドの淵に手を掛け、登りたそうに立っている。

 

「やっぱりもう少し待つべきだったか・・」

 

そこからもう一度やり直そうと思っても、時すでに遅し。

 

諦めて妻に腕枕をしてもらうと、3秒でスッと納まった。
残り1%をすぐに満たしたのは、母の包容力。

 

母親は偉大である。

 

師が難治性疾患の子に対応されていたときのSNS記事を思い出す。

 

 

なんて繊細な世界なんだと、当時は恐れおののいていたのだが、今は片足の爪先ぐらいは、突っ込めているように思う。

 

人と意識との関わりを、娘に教えてもらう、朝5時半のルーティンでした。
※このブログは、娘が二度寝した後すぐに携帯にメモした内容です。

 

 

PS:はり施術に約3年。呼吸養生塾には1年半、月1回ペースで学び続けてくれている方が、呼吸について、ブログを書いてくれた。

 

https://ameblo.jp/chacotoki/entry-12592477274.html

 

色々変わって少し満足されている感じだったので、最近伝えたのが、「もう一周しませんか?」ということ。

 

長いお付き合いかつ、信頼関係があるからこそ、伝えられることである。
もう一周すれば、呼吸法からまた違った視点が、色々見えてくる。

 

やるやらないは別にして、伝えた数日後のこのブログでしたので、伝えて良かったと思う。
素敵なブログ、ありがとうございます。