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鍼太郎の備忘録①〜軸〜
先日、呼吸・整体勉強会の、Facebookページができました。
これを機に、自分が屋号名でもある「養生」をなぜ人生の中心に置いているかを、呼吸・整体勉強会に入門するまで、そして入門してから学んできたことを振り返り、書き留めておきます。
鍼灸院を訪れる方に、どのように伝わるかは未知数ですが、自分の体を預ける人間は、こんなことを大事にしていますと伝われば嬉しいです。
同業、異業種問わず、その道のプロや、呼吸に興味がある方には、ご自身と重なる部分があれば、参考にして頂きたいです。
そして、今まであまりスクール生からの発信が少なかった呼吸・整体勉強会で、日々何を学んでいるかを、知って頂く機会となれば幸いです。
欲しかった自分にしかない視点と、ど真ん中の軸
呼吸・整体勉強会に入るきっかけは、2016年に遡ります。
当時は、開業2年目。3つの勉強会に所属していました。
鍼灸院にもM&Aは存在?
現在は整動鍼という技術に惚れ込み、研鑽を続けていますが、残り2つの団体も、素晴らしい会でした。
その中の一つ小児鍼の勉強会に、初めて鍼灸学校で同級生の友人と、参加したときのこと。
僕は小児鍼の勉強会で披露される技術や理論を、そのまま聞いているだけなので、当然初回はついていくのに精一杯、咀嚼もできていない状態です。
しかし友人は、単独で学生時代から一つの団体に所属しており、約10年間、研鑽を続けていました。
そうすると、小児鍼で学ぶ技術や理論を、いわゆる自分の流派に置き換えて、「これはこういうことか」という感じで、自分に落とし込むことができるんですね。
自分は接骨院や、鍼灸院での研修、勤務、様々な勉強会を通して、知識や技術は身につけていましたが、何かが足りないと思っていた答えがここにありました。
自分にしかない視点と、少し抽象的にはなりますが、ど真ん中の軸。
その視点を通して、違う物事に触れることで、初めて視野は広がります。
この軸が定まらない段階で、他の物事をみても、足元が定まらず、新しい物事、学びに引っ張られてしまい、また一からのスタート。
前途に挙げたブログを読み返すと、「刺激」という言葉を使っています。刺激は大事ですが、刺激だけでは、自分は変わらない。ここを痛感した瞬間だったように思います。
この漠然としたモヤモヤを解消するには、一度地に足を着けて、技術だけでなく、技術を扱う自分自身を磨くことが、今後自分が成長していく上で、必須になると気付きました。
必須というよりも、自分が本心で求めていたものだったのでしょう。そうでないと、鍼灸院ではなく養生院なんて、一般の方にわかりにくい名前をつけることはなかったはずです。
本心に辿り着くまでに12年掛かりました。
しかし現時点での自分をフェアに見ると、決して遅くはなかったです。
そんな中、一人の鍼灸師の方が呼吸に関して書いたブログに目が留まり、その先生が毎月学んでいる場所が、呼吸・整体勉強会であることを知りました。
何やら代表の方が重い腰を挙げて、2年単位のスクールを始めるとのこと。
「スクール準備備忘録」と銘打たれた全7回のブログには、相当な気概を感じました。
そのブログを読み進めた後、「これだ!」
滅多に働かない、直感が働いた瞬間です。
続きは、次回書きます。