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腰痛とは!?①こり・痛み・痺れの要因

2016-06-06

日本では現在こり・痛み・痺れ等、程度は違えど腰痛でお悩みの方は人口の約4割にのぼるといわれ、不調を訴える一番の要因となっております。

 

様々な要因で腰が痛くなっているのを腰痛持ちだから・・と諦めるのではなく、一緒に原因を追究し緩和→改善→完治を目指しましょう。

 

以前の腰痛セミナーの内容を再編集して挙げていきますので、セミナーにご参加くださた方・初めての方も含んだ腰痛に悩まされる全ての方がこのブログを読んで、一つでも気付きを得て頂ければ幸いです。
いつもよりは専門用語が少ない(はず)ので気楽に読んでみてくださいね。

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それではまずは腰痛の説明の前に・・

 

①こり・痛み・痺れの要因

 

こりとは?

カラダからの疲労の信号

 

① 自覚症状があり実際に筋肉が固い状態(身体的)
②自覚症状はあるが筋肉は柔らかい状態(心因的)
③筋肉は固いが自覚症状がない状態(隠れこり)
→頑張り屋さんに多い

カラダの構造上、皮膚はカラダを守る最前線の為、皮膚が壊れない限り、内部の組織は壊れない。
城でいえば皮膚が堀、筋肉は城本体の手薄な内部。

 

よって、皮膚は敏感(高域値機械受容器)・筋肉は鈍感(ポリモーダル受容器)である。
ポリモーダル閾値は本人が自覚できないレベルの痛みを感知していて、感知するレベルは人それぞれ違う。
→頑張り屋さんほど感知するレベルが高いため、筋肉が固くなっても自覚が無い場合が多い。

 

 

痛みとは?

心とカラダからの緊急メッセージ
原因は多種多様で対処の仕方もタイミングによって異なるため、「痛み」を感じたら一度ご相談頂きたいです。

 

①化学反応としての痛み
刺激→組織損傷→発痛物質の分泌→末梢神経への情報伝達→中枢への神経伝達→脳へ

 

②物理的な痛み
筋肉・靭帯・腱そのものが構造的に壊れる
体重のかけ方や悪い姿勢による背骨のしなりの消失

 

心因的な痛み
神経線維は2種類あり1つは緊急性がある痛みを直接脳に伝え(新幹線・太い)、もう1つは鈍く曖昧な痛みを寄り道しながら伝える(鈍行列車・細い)

この寄り道が自力で痛みを抑える良い方向に働く場合もあるが、逆にこの寄り道によって感情と痛みがセットになってしまう事がある。

情動(感情の動き)に関わる視床下部(脳)に痛みの信号が伝わると、
気持ちが落ち込んだりイライラするといった感情の変化が起こる。
しょっちゅう寄り道をしている内に、痛みと情動がシンクロし、
大脳はこのふたつが関係していると記憶してしまう。
となると、落ち込むと腰が痛む、腰が痛むと落ち込むといった事が当たり前になる。

さらに、さまざまな場所に情報が寄り道をすると、他の部位からの情報と混戦してしまい、脳はオリジナルの情報を見誤ってしまう。
すると、腰に原因があるにも関わらず、脚に痛みが出るという状態に陥ります。

 

痺れとは?

神経や組織が壊れたサイン
こちらも痺れが慢性的・断続的に続く場合はご相談ください。

 

①血液循環が滞って引き起こされたもの
・長時間の正座や腕に体重をかけた姿勢でのうたた寝状態(一時的)

 

神経が圧迫されて引き起こされるもの
・何らかの原因で、神経が常に圧迫されているか、神経自体が傷ついた状態。
・加齢により、神経線維を覆うカバーが剥がれやすくなり、
剥き出しになると、ちょっとした刺激で痺れが生じる場合もあり。

 

こちらも神経の圧迫が解ければ、太い新幹線はすぐに回復するが、細い鈍行列車はなかなか回復しない。
胸郭出口症候群や椎間板ヘルニア等の病名がつくものは、鈍行列車が長期間に渡って潰され回復できていない可能性大。
痺れが完全に取れるまでには相応の時間が掛かります。

 

次回は「腰が痛くなる要因」です。