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子供の秋風邪対処法
秋風邪に関連して、子供の風邪、アトピー、腹痛、喘息など様々な症状にはどう対応していったら良いのでしょうか。
僕が参考にさせて頂いている小児科医の山田真先生の言葉もお借りしながら、考えを書いておきます。
じっと待つ
高熱が出ても、嘔吐したとしても、咳が出るにしてもひとまず3日間は、親が直感で感じる余程の違和感がない限り「じっと待つ」こと。
「熱が出てるから、取り敢えず病院に行こう」ではないという訳ですね。
子供の免疫力は大人が思う以上に高いです。
薬の大半は病気を治すものではない
お薬は病気を治すものではなく、症状をやわらげるものです。
細菌をやっつける働きがある抗生物質や、子供の白血病に使われる制がん剤などが数少ない病気を治す薬といえるでしょう。
そうなると「そもそも症状を抑えたり、やわらげたりすることはよいことなのか」という点が問題になります。(まだまだ現代ではここの視点が欠けています。)
病気のときに起こる症状の多くは、身体を守るため、病気を治すために起きていることが、進化医学の領域で分かってきています。
進化医学とは、「病気になるということは、人間にとって意味があるのではないか」という視点から考え直してみようというものだそうです。
こうした症状を子供のうちから安易に毎回薬などで抑えると、しばしば病気の治りが遅くなったり、病気がこじれたりすることを覚悟する必要がある、ということです。
本来は病院側が、親御さんにこの旨を伝えるのが筋だと僕は思っています。
「病気は悪」というアメリカの攻撃的な考えは、一度見直した方が良いかもしれません。
親が待てる身体へ
「子供がかわいそうだから・・」とすぐに病院に行く思考が染みついていませんか。
親御さまはこの機会に一度考えてみるのも良いかもしれません。
「人生で最も大切で、もっとも難しいのは’’待つ’’ということだ」
作家の宮部みゆきさんは「小暮写眞館」という小説中でこう書かれています。
親が待てないと、子供も待てません。
何事にも待てる大人でありたいですね。
待てる身体を取り戻すきっかけが欲しい方は是非。
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