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食欲には2種類ある
前回までの流れはこちら
12月に入りましたが、強引に食欲の秋に滑り込んで、今度はメインターゲットの「食欲」について深掘りしていきます。
食欲にも意味は2つある
前々回ブログの「お腹が鳴る意味は2種類ある」に続いて、食欲にも2種類ありますというお話からです。
①頭の欲求
②身体が欲する量
大抵食べ過ぎは、頭の欲求を優先したときです。
本当に身体が欲する量は、腹八分目というやつですね。
頭と身体、どちらが身体に対する情報量が多いと思いますか?
頭と答えたい方は、頭優位の思考になっています。
ですが結構頭って答える方が多いので、あくまで現状はということです。
これ治療や養生を重ねて、身体が楽になることで変わってきます。
頭だけでできることは知れている
頭で胃腸を動かせますか?肝臓は?膵臓は?心臓は?
実は頭で唯一動かせる内臓が肺です。だから呼吸をしやすくする・学ぶことは、全ての下地になるんですよね。これが当院で呼吸を大切にする理由です。
他にも頭で考えながら出産できますか?
出産のときなぜ陣痛があれ程痛いかというと、思考を介在させず身体に任せて欲しいからです。あの緻密な子供が産まれる経緯に、私たちのちっぽけな思考を介在させても、邪魔になるだけなんです。
だから陣痛の痛みって、陣痛のときはこの世のものとは思えないほど痛いものですが(体験したこともないのに偉そうにすみません・・)、1年後にはどんな痛みだったか、あまり覚えてなくないですか?
妻や友人、患者さんにヒアリングしているとそんな意見が大半です。
痛みの記憶は思考によって染み付く
痛みの記憶は思考によって生まれやすいです。
身体だけに任せていると、案外マイナスな記憶って消えていってくれるんですよね。
これが一言で言うと、「何かあったときは頭でクヨクヨしない」に繋がるのかもしれません。
脱線しましたが要するに身体は、頭の情報量の100倍、1000倍緻密な情報量を持っているんです。
なのに現代は思考をいちいち、いじくろうとします。
だからこじれちゃうんです。
これまでの話を踏まえて、改めて食事を取るときに頭が欲している量と身体が欲する量、どちらを優先すべきだと思いますか。
もう一回ぐらい続きます。