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食欲には2種類ある

2018-12-06

前回までの流れはこちら

 

お腹が鳴るワケ

 

血液は動いている方向に流れていく

 

12月に入りましたが、強引に食欲の秋に滑り込んで、今度はメインターゲットの「食欲」について深掘りしていきます。

 

食欲にも意味は2つある

 

前々回ブログの「お腹が鳴る意味は2種類ある」に続いて、食欲にも2種類ありますというお話からです。

 

①頭の欲求

②身体が欲する量

 

大抵食べ過ぎは、頭の欲求を優先したときです。

 

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本当に身体が欲する量は、腹八分目というやつですね。

 

頭と身体、どちらが身体に対する情報量が多いと思いますか?

 

頭と答えたい方は、頭優位の思考になっています。

ですが結構頭って答える方が多いので、あくまで現状はということです。

 

これ治療や養生を重ねて、身体が楽になることで変わってきます。

 

頭だけでできることは知れている

 

頭で胃腸を動かせますか?肝臓は?膵臓は?心臓は?

 

実は頭で唯一動かせる内臓が肺です。だから呼吸をしやすくする・学ぶことは、全ての下地になるんですよね。これが当院で呼吸を大切にする理由です。

 

他にも頭で考えながら出産できますか?

 

出産のときなぜ陣痛があれ程痛いかというと、思考を介在させず身体に任せて欲しいからです。あの緻密な子供が産まれる経緯に、私たちのちっぽけな思考を介在させても、邪魔になるだけなんです。

 

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だから陣痛の痛みって、陣痛のときはこの世のものとは思えないほど痛いものですが(体験したこともないのに偉そうにすみません・・)、1年後にはどんな痛みだったか、あまり覚えてなくないですか?

 

妻や友人、患者さんにヒアリングしているとそんな意見が大半です。

 

痛みの記憶は思考によって染み付く

 

痛みの記憶は思考によって生まれやすいです。

 

身体だけに任せていると、案外マイナスな記憶って消えていってくれるんですよね。

 

これが一言で言うと、「何かあったときは頭でクヨクヨしない」に繋がるのかもしれません。

 

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脱線しましたが要するに身体は、頭の情報量の100倍、1000倍緻密な情報量を持っているんです。

 

なのに現代は思考をいちいち、いじくろうとします。

だからこじれちゃうんです。

 

これまでの話を踏まえて、改めて食事を取るときに頭が欲している量と身体が欲する量、どちらを優先すべきだと思いますか。

 

もう一回ぐらい続きます。

 

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